「三方よし」の考え方

三方よしの考え方「買い手(利用者)よし」「売り手(職員)よし」「世間(地域)よし」をモットーに働きやすい職場環境へ

以前は、結婚や出産で退職する職員が多く、人材不足、それによる損失も大きな問題でした。 そこで、企業の雇用管理の改善を支援する(公財)21世紀職業財団の研修に参加して、職場風土改革促進事業実施事業主の指定を受けました。また翌年には一般事業主行動計画を策定し、本格的に両立できる環境づくりに着手しました。 法人の理念の根幹をなす近江商人の「三方よし」の考え方「買い手(利用者)よし」「売り手(職員)よし」「世間(地域)よし」をモットーに取り組んでいます。

育児休業を取得しやすい

男女ともに育児休業取得100%

育児休業等の相談窓口の設置や「育児・介護休業Q&A」を作成して、職員が制度を利用しやすくなるよう工夫しました。 男性には配偶者の出産休暇が3日間、その後は育児休業中に5日間の有給休暇があり、男性の管理職が取得したことで、取得が加速しました。また、育児休業中の職員には、2カ月に1回の給付金手続きに赤ちゃんを連れて来てもらい、職場の状況把握と利用者との触れ合いの機会にし、皆で支える環境づくりをしています。

復帰しやすい環境づくり

  • 職場で赤ちゃんの成長を共に喜ぶ体制

    職場で赤ちゃんの成長を共に喜ぶ体制

  • 2ヶ月毎の育児休業給付金の申請時に赤ちゃんを連れて来てもらう

    2ヶ月毎の育児休業給付金の申請時に赤ちゃんを連れて来てもらう

  • 赤ちゃんを見てもらうことで、お互い様の気持ちがわく

    赤ちゃんを見てもらうことで、お互い様の気持ちがわく

  • 施設や利用者様の様子がわかる

    施設や利用者様の様子がわかる

こども参観日開催

こども参観日開催

子どもが親の仕事を体験し、理解することを目的とし「子どこ参観日」を年2回実施しています。 今年度は、7月25日の施設の夏祭りと同時に青森県教育庁と協働で「あおもり子ども職場参観日」を行いました。施設の利用者も子どもと触れ合えるこの機会を喜んでいます。この環境を最大限に活かしていきたいです。

残業削減

復帰しやすい環境づくり

リーダー研修の実施 管理職が社会保健労務士から労務管理を学び、サービスごとに業務内容を洗い出す"仕事しらべを実施!

ファミリーサービスデー実施

業務の効率化・スリム化が図り、残業をしない日を「ファミリーサービスデー」とし、現在は月・木・土曜日の週3回行っています。

職員への周知

理事長による宣言や園内放送による呼びかけ(事務員)で、所定外労働の削減の周知を図っています。

人材育成

業務の研究、発案に対する支援

研究結果の発表会を行い、研究に対し表彰制度(参加職員による採点)を行うことで、成果が達成状況の見えモチベーションにつなげています。それにより、自分達の取組みがサービスに活かされます。

  • 職員研究発表予選会

    職員研究発表予選会

  • 職員研究発表決勝戦1

    職員研究発表決勝戦1

  • 職員研究発表決勝戦2

    職員研究発表決勝戦2

  • 職員研究発表 表彰式

    職員研究発表 表彰式

活発な意見の吸いあげで職場環境改善

リーダー研修の実施

管理職が社会保健労務士から労務管理を学び、サービスごとに業務内容を洗い出す"仕事しらべ"を実施!

ファミリーサービスデー実施

業務の効率化・スリム化が図り、残業をしない日を「ファミリーサービスデー」とし、現在は月・木・土曜日の週3回行っています。

残業削減

安全衛生委員会活動 事務職や専門職等多職種で構成される「安全衛生委員会」では職場環境をどう改善したら良いかを話し合っています。また、「業務の研究・発案制度」を設け、利用者のためになにが出来るかについて職員による発表会を行っています。 自分たちで取り組みを進めることでやりがいや達成感を覚えさらなる職場環境改善に繋がっています。

  • 環境改善の話し合い

    環境改善の話し合い

  • 流しそうめん

    流しそうめん

  • 雪道安全運転講習会

    雪道安全運転講習会

  • 職員親睦会

    職員親睦会

  • 食中毒予防研修会

    食中毒予防研修会

  • 感染症予防研修会

    感染症予防研修会

職員の声

寿楽荘デイサービス 在宅サービスグループリーダー

寿楽荘デイサービス
在宅サービスグループリーダー

平松 龍彦

妻も同じ職場で働いており、私は妻の出産時、男性リーダーで初めて育児休暇を取りました。普段妻がやっている家事・育児をやってみて、大変だと実感しました。その経験から、子どものいる男性職員には休暇取得や家事・育児参加を勧めています。職場の意識も、子育てをしている人を支えていこうという考えに代わってきました。 「こども参観日」「子連れ出勤」など、子どもを職場に連れてくる機会が多いので、職員の家庭事情や状況が分かり、配慮した働きやすい環境を作っていけると思っています。

特別養護老人ホーム寿楽荘 介護グループリーダー

特別養護老人ホーム寿楽荘
介護グループリーダー

舘 さおり

3人出産しましたが、両親と同居しており、母のサポートがあったので、2人目の時は7カ月で復帰し、3人目は産休だけで復帰しました。育児休業から復帰して子育てしながらでもこんなに仕事ができるんだと分かれば、後輩たちが安心して仕事を続けることができるといいなと思っています。 「今ちょっと子どもがね」と言うと、「いいよいいいよ」と言ってくれるこんなお互い様で理解し合える環境が仕事を続けられる理由だと思います。

ヘルパースタッフ

ヘルパースタッフ

斎藤 貴子

1人目の時は復帰して仕事ができるか、家庭と仕事を両立できるかとても心配でしたが、職場の理解と周りのサポートがあり、何事もなく復帰できました。また、両親がそばにいないので、夫が出来るだけ多く手伝ってくれます。 職場では、先輩から育児の話を聞いたり、後輩に育児休業の取り方や復帰した後のことをアドバイスしています。

認定・表彰

くるみんマークを取得

くるみんマークを取得

「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣の認定を受けた証のくるみんマークを、寿栄会では青森県最多の3度(2010・2012・2015年)取得しています。現在は、プラチナくるみんの取得を目指しています。 くるみんマーク・プラチナくるみんマークについて、詳しく知りたい方はコチラより厚生労働省のホームページをご覧ください。

あおもりワーク・ライフ・バランス推進企業登録

"あおもりワーク・ライフ・バランス推進企業"登録

男女がともに仕事と家庭生活を両立できるよう、ワーク・ライフ・バランスの重要性を理解し、職員が働き続けられる、また、仕事へのやりがいや充実感を感じられる職場づくりを目指すと共に、家庭や地域生活などにおいても、子育てなど様々な生き方が選択・実現できる社会を目指しています。 寿栄会では2011年「あおもりワーク・ライフ・バランス推進企業」に登録しています。

青森県いきいき男女共同参画社会づくり表彰

青森県いきいき男女共同参画社会づくり表彰

出産予定職員のために代替要員確保、育児休業から復帰する職員のための環境づくりなど、仕事と育児の両立支援の取り組み。また、育児休業中のスキルアップを支援するため、情報誌などを自宅に送るなど、女性職員の能力発揮にも取り組み、これらの活動が高く評価され、平成20年度に青森県いきいき男女共同参画社会づくり表彰奨励賞をいただきました。